お無沙汰しております。
昨年に引き続き、まったく八久和川(出合川)への熱が冷めません。
寝ても覚めても、ヤクワやくわ八久和…
あぁ、おっきな岩魚と遊びたい…
とはいえ、日本海側の影響を受ける朝日連峰は、もとより雪深い山域に加え、今年はさらに10年に1度とか言われる雪の多い年。
なかなか雪渓が残る源流域に行きあぐねていた次第でした。
平地ではとろけちゃいそうな猛暑酷暑といいましても、深く切れ込んだ谷間には雪渓がまだまだ残っています。
かねてから八久和川の中俣沢の遡行はあきらめて、一番楽しい区間を存分に楽しむ計画で挑みました。
登山道を出発します。天狗角力取山を起点にぐるっと回ってくるコースを取ります。
- 天狗角力取山登山口→紫ナデ登山口→紫ナデ→小国沢(降下)→八久和川出合い(1日目宿泊)
- 八久和川遡行→登山口交差点付近(2日目宿泊)
- 登山道→天狗角力取山→下山
紫ナデへの登山口に停めてあった車には「29日(金)に下山します」とのメモがありました。
本日は26日(火)なので、私と同様に連泊のお方です。山の中で出会えるかな?
登り始めて早々、左手小指の根本付近をメジロアブに噛まれる。
数時間後、この虫刺されで大パニックになります。
稜線まで一気にかけ上げる登山道で汗が噴き出ます。
なまった身体で息が切れていると、尺取虫が応援で駆けつけてくれました。
雪渓が目立ちます。
昨年は8月あたまに同じコースを登ってますが、今年は雪渓が多く残っていると感じました。
紫ナデの山頂に到着
ここから小国沢降下に入ります。
汗が噴き出る暑さの中、これからの灌木根曲がり竹mixの藪漕ぎを思うと、かなり気が重いです。
いざ!
両手で藪をかき分けて進みます…
二股まで出ました。
沢のかたちが出てきたのでホッと一息つきます。
すると…
先ほどメジロアブに噛まれた左手がパンパンに腫れてきています。
痛みはありませんが、何か強力なアレルギー反応を起こしてるみたいになっちゃってて、かなり心配です…どうしよう…
なんでもない右手と比べるとこんな感じです。
メジロアブに噛まれても、腫れも痒みも感じない体質だったので、アナフィラキシーショックとかになっちゃってんじゃないかと恐ろしくなってきました。
早くも帰りたいです…
これから先に進むにつれ、どんどん帰路やらエスケープルートから遠ざかっていくため、心細いことこの上ないです。
去年メジロアブには一生分+来世分くらいは刺されてしまってたので、もしかしたら身体にためられるメジロアブ許容量を振り切ってしまって、アレルギーみたいになっちゃっているのかもしれません。
花粉症も、一生分のスギ花粉を吸い込みすぎちゃったら症状が出るっていいますよね。
あぁ、夏の日本海側の山域には絶対どこにでもいるメジロアブ…
かなり凹みます。
とはいっても八久和川に行きたいすぎたので、そのまま進んで出合いまで来てしまいました。
増水もなく平水の流れでホッとします。
小国沢には、釣り人やら沢屋さんが残した残地のロープやスリングがところどころにあります。
八久和川出合い付近に、一か所滝つぼに飛び込む場面がありました。
巻いても行けますが、両岸切り立ったゴルジュなので、下降ならば飛び込んじゃった方が簡単だと思います。
心配した雪渓は、ほんの一か所あったきりでした。
八久和川の水温に比べ、小国沢は心なしぬるかった印象を持ちました。
初日は以上です。
ありがとうございました。
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