大型バックパックの作成時から、次作るのは、日帰り登山で使うバックパックと思っていました。
欲しい感じのパックは頭の中にあります。しかしそれをかたちにまとめるアイディアは、まだふにゃふにゃと凝り固まらない状態。
取り入れたい特徴は2つ
- ショルダーハーネスは、大型バックパックと共用できる
- 15リットルくらいから25リットルくらいまで容量変更ができる
ショルダーハーネス(背中に背負う時のベルトです)を、大型パックのBackpack45と共用にするメリットは2つ。
ひとつ目は「アタックザック的な使い方をする場合、小型パックの本体部分だけ持てばよいので軽量」というところ。
泊り登山の場合、目的地についてからの行動で、小型のパックが欲しくなりませんか。
とはいえただでさえ荷物をおさえたい泊り山。
余計な重量は増やしたくありません。
そこでアタックザックと呼ばれる超軽量なパックを選ぶわけですが、このアタックザック、めっぽう軽量化原理主義でして、ぺらぺらのハーネスは、お世辞にも快適とはいいにくいラインナップ。
そこで…
大型パックと小型パックのショルダーハーネスを共用にできないだろうか?
と考え続けていました。
この機構を取り入れられれば、がっちりと快適なショルダーハーネスを使いながら、さらに小型パック本体のみの重量増で済ますことができます。
ふたつ目は「すでに大型パックBackpack45を持っているユーザーは、小型パックの本体のみの購入で済むため、価格を抑えることができる」というところ。
私のようなガレージメーカーの場合、ひとつひとつ手作りの、まさしく地で行く家内制手工業ため、大量生産ができるマスプロダクトのバックパックよりも、残念ですが価格が高くなってしまします。
ショルダーハーネスを共有にできれば、すでにハーネスを持っているユーザーは、小型パック本体のみを手に入れればいいのです。
つまりショルダーハーネス分お得になるわけです。
容量変更について。
小型のバックパックを選ぶとき、夏と冬、どちらを基準にしますか?
夏の場合、防寒着等の装備がかさばらないため、20リットルも必要ないでしょう。
一方冬の場合、防寒着に加え、アイゼンなど雪歩きで必要な装備が増えるため、20リットルは欲しくなるところです。
そのため、日帰り登山用に小型パックを選択する際、「大は小を兼ねる」を採用して、少し大きめのパックを選びませんか?
小さすぎる場合、荷物が入らないのでいたし方ありません。
とはいえ大きすぎるパックを選んだ場合も、バックパック本来の性能が活かせない欠点があります。
例えば、大きな袋に少ない荷物をつめれば、一番下に重心が集中します。パッキングの基本は、「重心は上」ですので、この状態はよろしくありません。
容量変更ができることで、日帰り登山であれば、どんな季節でも快適に使えるパックが作りたいと思っています。
今回はとてもまじめな内容になってしまいました。
次回は作成状況を報告したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。